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今季のCLで初めての勝利と無失点
メトロポリターノでマンチェスター・ユナイテッドに2-0で勝った。開始1分にバエナの折り返しをバリオスが決めて先制し、79分にルックマンが2点目を押し込んでいる。その間の74分には、デイビッドを倒したレニー・ヨロがVARの確認を経て退場になった。今季のCLではこれが初勝利で、無失点も初めてだった。良いパフォーマンスをした選手が多い、良い試合だった。
コケは試合当日の朝に母親を亡くし、メンバーに入らなかった。キックオフ前には黙祷があり、先制点を決めたバリオスは指で背番号6を示した。
マンオブザマッチはバリオス
マンオブザマッチを決めるなら、パブロ・バリオスである。先制点を決めるだけでなく、ボールをコントロールし、自陣から敵陣への侵入をスムースにした。採点はItCが8、FotMobが8.4で、どちらもチーム最高だった。
フリアンにもチャンスを2本作っている。42分はバリオスのパスからフリアンがエリアの外から打ってバーの上へ外れ、54分はバリオスが浮かせたボールをフリアンがボレーで合わせて左のポストに当てた。取り消されたカルドーソのゴールへのアシストの未遂も、54分の決定機の演出も、どちらも非常に価値が高かった。
カルドーソは試合をコントロールし、グリマルドは2点目を作った
ジョニー・カルドーソはとても良かった。前半終了間際にエリアの縁から決めたゴールは、VARの確認で、組み立ての途中にジョレンテの手にボールが当たっていたとされて取り消された。この2点目が認められていれば、この試合の立役者だった。アディショナルタイムに危ういパスはあったが、コケのいない中盤でフルタイム出場し、試合をコントロールした点も評価が高い。
27分に直接FKをクロスバーとポストの角に当てたグリマルドも、とても良かった。79分の2点目では、エリア内のジョナサン・デイビッドへ決定的なパスを出している。デイビッドのシュートをGKがはじき、こぼれ球をルックマンが押し込んだ。左サイドバックで先発したこの試合に限らず、今季の試合を通して見ていると、彼がいるべき位置はサイドではなく中央だと感じる。アタッキングサードに入りながらボールを持ったときに、いつも脅威になるからだ。
フリアンより、途中出場のデイビッドがうまくやれていた
フリアン・アルバレスには、今日こそ決めてほしかった。シュートはバリオスが作った2本だけで、71分にヒュルマンドと交代したときには、スタンドから口笛も出た。
途中から入ったジョナサン・デイビッドのほうが、うまくやれていたようには感じる。デイビッドが出ている間は数的優位の時間が長かったというのは大きい。61分に入ったデイビッドは、72分にヒュルマンドのスルーパスで抜け出してヨロに倒され、これが退場につながった。フリアンがピッチにいた71分間は、ずっと11人対11人だった。
前半は活力も両チームともに高く、数的同数だったので、フリアンを含めたフォワードが輝きづらいのは仕方ないかなとも思う。xGは前半が0.33対0.68でユナイテッドが上、後半は1.09対0.30でうちが上回った。後半の数字には、10人になった相手から奪った2点目の場面も入っている。
早く点を決めてほしいというのは毎回言っていて、彼のゴールをいち早く見たいと思ってきた。フリアンは今季の公式戦6試合に出て、まだ得点がない。それでもチームは公式戦10試合を7勝1分2敗で進め、5連勝中だ。現状フリアンが活躍しなくてもチームとしては勝利を収められているので、長い目で見ればよいかという気持ちにもなってきている。
モルテン・ヒュルマンドは、彼らしさを短い時間でも見せられていたと思う。球際や前への楔のパスは彼の強みで、デイビッドを抜け出させたのもそのパスだった。結果的に敵選手の退場も誘発することができていた。
PKは与えなかったが、守備のバランスが良いとまでは言えない
プレビューでは、リードしてから自分たちの不用意なプレーでピンチを招かないかを心配していた。この試合ではル・ノルマンが先発せず、センターバックはロメロとハンツコが組み、PKは1本も与えていない。ただ、守備のバランスが良いとまでは言えない。70分にはブルーノ・フェルナンデスのシュートがクロスバーを叩き、90+3分にはクーニャのシュートをオブラクが止めている。シメオネも試合後の会見で「守備のバランスは、もっと良くしないといけない」と話した。
CLは2試合で1勝1敗の勝点3になった。第2節は水曜に9試合を残していて、火曜の試合を終えた時点の暫定で13位にいる。次は17日(土)にリーガでエスパニョールとのアウェイ、20日(火)にCL第3節でシュトゥットガルトとのアウェイがあり、こちらは日本時間21日(水)4時キックオフだ。
レーティング
先発
| 選手 | ItC | FotMob | 寸評 |
|---|---|---|---|
| オブラク | 7 | 8.2 | 24分のムベウモ、25分のバレバのヘディングを止め、90+3分にはクーニャのシュートも防いで無失点で終えた。 |
| ジョレンテ | 7 | 7.8 | 右サイドバックで先発。カルドーソのゴールは、組み立ての途中の彼のハンドで取り消された。 |
| ロメロ | 7 | 7.4 | ハンツコとセンターバックを組み、先制点の攻撃はイ・ガンインへの縦パスから始まった。 |
| ハンツコ | 7 | 7.2 | ロメロと組んで90分出場し、無失点で終えた。 |
| グリマルド | 7 | 7.4 | 27分の直接FKはクロスバーとポストの角に当たった。2点目ではエリア内のデイビッドへ決定的なパスを出した。 |
| ジュリアーノ | 6 | 6.6 | 右サイドで88分まで出場し、ル・ノルマンと交代した。 |
| バリオス | 8 | 8.4 | 開始1分に先制。フリアンにも42分と54分にチャンスを作った、この試合のマンオブザマッチ。 |
| カルドーソ | 7 | 7.1 | 取り消された2点目がそのまま決まっていれば立役者だった。フルタイムで出場し、試合をコントロールした。アディショナルタイムに危ういパスもあった。 |
| バエナ | 7 | 7.8 | 左からの折り返しでバリオスの先制点をアシストした。71分にルックマンと交代。 |
| イ・ガンイン | 6 | 6.7 | 先制点はバエナへ出した浮き球から始まった。61分にデイビッドと交代。 |
| アルバレス | 5 | 6.5 | 54分のボレーは左ポスト。今日こそ決めてほしかったが、71分に交代した。 |
交代出場
| 選手 | ItC | FotMob | 寸評 |
|---|---|---|---|
| プビル | 6 | 6.3 | バリオスに替わって入り、右サイドバックを務めた。 |
| デイビッド | 7 | 5.6 | 抜け出してヨロの退場を引き出し、79分のシュートのこぼれ球が2点目になった。フリアンよりうまくやれていた。 |
| ヒュルマンド | 6 | 6.1 | 短い時間でも彼らしさを見せ、デイビッドへのスルーパスで相手の退場を誘発した。 |
| ルックマン | 6 | 7.2 | 79分、デイビッドのシュートのこぼれ球を至近距離から押し込んだ。 |
| ル・ノルマン | - | - | 88分にジュリアーノと替わって入り、同じ88分に警告を受けた。 |
※ItCレーティングはInto the Calderón、FotMobレーティングはFotMobより引用。