こういう試合が取れるのは、リーグではとても大きい

RCDEスタジアムでエスパニョールに0-1で勝った。決勝点は89分、フリアン・アルバレスの横パスを受けたアレックス・バエナが、エリアの外から右足で左上隅へ決めた。ボール保持は70%、シュートは19本対10本。内容で勝っていたため、結果がついてきて良かった。

ただ、圧倒的というわけでもなかった。FotMobの集計では決定機を3回作ったが、デイビッドが2回、フリアンが1回といずれも決めきれず、89分まで点が入らなかった。0-0で終わる可能性も大いにあった。こういう試合が取れることが、リーグにおいてはとても大きい。リーガは9試合で7勝1分1敗、勝点22で、18日時点で2位にいる。全勝のバルセロナとは勝点5差だ。

今のアトレティコは中盤の分厚さが一番の武器

コケ、バリオス、ジョニー・カルドーソ、ヒュルマンドは、全員がトップクラスの品質だ。この試合はコケが左ハムストリングの負傷、カルドーソが胃腸炎で遠征に加わらず、4人のうち2人がいなかった。それでも、試合を通してボールを持っていたのはこちらだった。

モルテン・ヒュルマンドは、しっかり期待以上の働きをフルタイムで見せてくれた。リーガではレアル・ソシエダ戦以来の先発で、タッチ数108はチーム最多、インターセプトも6回記録した。採点はItCが8(バエナと並ぶ)、FotMobが8.2で、どちらもチーム最高だった。

マンチェスター・ユナイテッド戦の途中出場後のパフォーマンスも、大変素晴らしかった。71分に入ってすぐ、スルーパスでデイビッドを抜け出させ、ヨロの退場につながっている。シメオネもあの試合のあとに「モルテンもうまく入ってくれた」と話していた。

シメオネは同じ会見で、パブロ・バリオスについて「彼の出場時間を管理しようとしている」「90分使いたいが、シーズンのすべての試合で一番良い姿を見せられるように、大事にしないといけない」とも話している。バリオスの稼働管理は大切だ。この試合は55分まで出場した。

ロメロとハンツコのCBコンビはかなり安定性がある

クリスティアン・ロメロとダビド・ハンツコのCBコンビも、かなり安定性がある。2人がそろって先発した今季の5試合で、失点は合わせて3。この試合でもエスパニョールのシュートは10本で枠内は2本、オブラクが最初にセーブしたのは90+4分だった。

そのロメロは66分に警告を受け、67分に交代した。試合後のシメオネによれば、交代は本人からの申し出だったという。太ももに軽い違和感があったと報じられていて、次のシュトゥットガルト戦の出場が危ぶまれている。軽傷だとしても、出場は期待しない方が良い気がしている。

フリアンの3本のシュートはどれも印象的だった

ハーフタイムから入ったフリアン・アルバレスが打った3本のシュートは、どれも印象的だった。76分にエリアの外から打った1本と、85分にエリアの中央から打った1本は、どちらもGKフォルトゥーニョに防がれた。90+4分にエリアの外から打った1本も、わずかに左へ外れた。その間の89分には、バエナの決勝点をアシストしている。コンディションが上がってきている、と感じる。

それでも今季は公式戦7試合で、まだ得点がない。次のアウェイのチャンピオンズリーグの試合こそ、スコアが欲しい。フリアンはCLと相性が良く、シティ時代とアトレティコで通算44試合25得点を挙げている。

ルックマンは低調、フリアンとソルロートはまだ無得点

最高の分厚さと品質を誇るミッドフィルダー陣に対して、フォワードはもう一頑張り必要だ。先発したルックマンは低調で、前半だけで下がった。シュートは1本で枠に飛ばず、ドリブルは2回とも失敗した。ソルロートはベンチに入ったが出番がなく、今季はアラベス戦の終盤に途中出場しただけで、フリアンと同じくまだ無得点だ。彼らが好調になれば、ますます取りこぼしが減るだろう。

シュトゥットガルト戦で勝てば、8位以内の通過に十分可能性が残る

CLはここまで2試合で1勝1敗の勝点3で、15位にいる。8位以内はすべて、2戦2勝で勝点6のクラブだ。次はアウェイで、4位のシュトゥットガルトと戦う。ここで勝利できれば、リーグフェーズ8位以内での通過も可能性が十分に残せる。

11月3日にはホームでCLのバイエルン戦があり、その週末にはリーガのバルセロナ戦もホームで控えている。それまでに、フォワードにはもう1段階伸びてほしい。

レーティング

先発

選手ItCFotMob寸評
オブラク77.6最初のセーブは90+4分。終盤の2本を止めて無失点で終えた。
プビル77.5右サイドバックで先発し、ロメロが下がってからはセンターバックに移って90分出場した。
ロメロ77.3ハンツコとのCBコンビは安定していた。66分に警告を受け、67分に自分から交代を求めた。
ハンツコ77.7ロメロとのCBコンビはかなり安定していて、90分出場して無失点で終えた。
ダニ・マルティネス67.1左サイドバックで先発し、ハーフタイムにグリマルドと交代した。
ヒュルマンド88.2コケとカルドーソのいない中盤で、しっかり期待以上の働きをフルタイムで見せた。タッチ108はチーム最多。
バリオス67.455分でジョレンテと交代した。稼働管理は大切だ。
ジュリアーノ67.1右サイドで90分出場した。
ルックマン46.2低調だった。シュートは1本で枠外、前半だけで下がった。
イ・ガンイン77.262分にバエナと交代した。
デイビッド67.190分出場し、シュート3本。決定機を2回外した。

交代出場

選手ItCFotMob寸評
フリアン67.93本のシュートはどれも印象的で、89分にバエナの決勝点をアシストした。コンディションが上がってきている、と感じる。
グリマルド66.6ハーフタイムからダニ・マルティネスに替わって左サイドに入った。
ジョレンテ67.1バリオスに替わって入り、ロメロが下がってからは右サイドに回った。
バエナ8889分、エリアの外から右足で左上隅へ決勝点を決めた。
メンドーサ66.5ロメロに替わって入り、79分に警告を受けた。

※ItCレーティングはInto the Calderón、FotMobレーティングはFotMobより引用。