勝って、いい流れのままバイエルン戦とバルセロナ戦へ

CLリーグフェーズ第3節、アトレティコ・マドリードはアウェイでシュトゥットガルトと戦う。10月20日(火)21時、日本時間では21日(水)4時のキックオフで、会場はMHPアレーナ。公式戦では初めての対戦になる。

CLではここまで1勝1敗の勝点3で、15位にいる。8位以内のクラブはどこも勝点6で、シュトゥットガルトも2連勝で4位だ。CLのアウェイは苦手で、昨季は8試合で2勝しかできなかった。それでも、公式戦はレアル・ソシエダ戦から6連勝している。ここは勝ちに行くべき試合だ。連勝のムードを絶やさず、11月3日のバイエルン戦と、その週末のバルセロナ戦までつなげたい。

シュトゥットガルトはCLで2連勝だが、リーグでは13位と苦しんでいる

監督は2023年から指揮を執るセバスティアン・ヘーネス。2025年にDFBポカールを制し、昨季はブンデスリーガ4位でCLの出場権を取った。CLは2季ぶりで、今季はバイキングに3-1、スロヴァン・ブラチスラヴァに3-0と2連勝している。

一方で、リーグは6試合で2勝4敗の13位だ。17日のハンブルガーSV戦は、ボールを66%持ってシュートを24本打ちながら、88分に失点して0-1で負けた。リーグのビッグチャンスは24回で、決めたのは3回だけ。現地の複数のメディアが、決定力不足を課題に挙げている。主将のデニズ・ウンダフは試合後、「いまの自分たちはトップチームではないと、自覚し始めないといけない」と話した。

地元のファンブログ2つは、攻めに出たあとのカウンターで同じような失点を繰り返していることを問題にしている。そのうち1つは、リーグとCLの4勝はどれも後半に主導権を失った試合だったとも書いている。CLのスロヴァン戦の3-0も「やるべきことはやった」勝利と受け取られていて、内容には課題があると書かれている。

布陣は3バックと4バックを使い分けている。シメオネは前日会見で、相手を「フィジカルが強く、相手陣内ではほとんどいつもマンツーマンでプレスをかけてきて、守るときは深く引くチーム」と評した。

好調なのはヒューリッヒ、CLで点を取っているのはデミロヴィッチ

現地で好調ぶりが取り上げられているのは、左ウイングのクリス・ヒューリッヒだ。10日のパーダーボルン戦で2点目を決め、ファンブログではこの試合のチームでいちばん良かった選手に挙げられた。試合前には、地元紙が予想スタメンの記事で彼を「絶好調」と紹介している。

9番のエルメディン・デミロヴィッチは、CLの2試合で4点を取っている。バイキング戦では20分から32分の間にハットトリックを決めた。クラブの選手がCLでハットトリックを決めたのは、これが初めてだった。CLの1シーズン4点も、前身のチャンピオンズカップ時代を含めてクラブ最多になる。ただ、リーグでは1点しか取れておらず、ハンブルガーSV戦でも決定機を外している。以前はアラベスでもプレーしていた。試合前にはアトレティコを「要塞」と呼んだうえで、「それでも、自分たちには点を取れる質があると思う」と話している。

中盤ではアンジェロ・シュティーラーが組み立てる。公式戦で4アシストを記録していて、CLでは相手の守備ラインを越える縦パスの本数が、アーセナルのライスと並んで最多になっている。ファンブログのコメント欄では、最近は本来の出来ではないという声も出ている。

左サイドバックのマクシミリアン・ミッテルシュテットは、ブンデスリーガ9月の月間最優秀選手の候補6人に入ったドイツ代表だ。かかとを切って2試合休んでいたが、この試合でメンバーに戻れそうだ。ヒューリッヒとミッテルシュテットの左サイドは、予想スタメンどおりなら、ジョレンテとジュリアーノの右サイドとぶつかる。

ロメロの代わりは、プビルとハンツコで

クリスティアン・ロメロはエスパニョール戦で痛めて、遠征に加わっていない。内転筋の軽い損傷で、10日から12日ほどの離脱と報じられている。シメオネは「クティの重要性ははっきりしている。それでも、チームが全員を良くしてくれる」と話した。コケも筋肉の負傷で不在だ。体調不良でエスパニョール戦を休んだジョニー・カルドーソは、メンバーに戻った。

センターバックは、マルク・プビルとダビド・ハンツコで組んでほしい。

先発はデイビッド。それでもフリアンに決めてほしい

最前線は、ジョナサン・デイビッドが出るべきだ。リーガで3点を取っていて、エスパニョール戦も先発した。

ただ、個人的な心境としては、フリアン・アルバレスにここらで立役者になってほしい。今季はまだアトレティコでゴールがないが、エスパニョール戦はハーフタイムから入って打った3本のシュートがどれも印象的で、バエナの決勝点もアシストした。CLとは相性が良く、シティ時代とアトレティコで通算44試合25得点を挙げている。

試合中に見たいこと

ヘーネスは前日会見で、「相手の切り替えの場面では、特に注意していないといけない」と話している。ロメロがいなくても後ろを固めて、奪ってから速く前へ出られるか。そこから点を取って勝点3を持ち帰り、連勝のムードを11月につなげたい。